Blog

2020/05/20 10:14

今日は、 静岡県・沼津市共通(2015年)で出題された雑学問題を紹介します。


公立中高一貫校 適性検査では、雑学的な問題もよく出題されています。


その中でも、特に「料理」、「福祉・障がい者関係」の問題が多いです。


今日は、『エレベーターの中に鏡がある理由』を問う過去問題を紹介します。



■問題


昼食後,さち子さんとゆかさんは,さち子さんのお母さんと一緒に,近所のショッピングセンターに買い物に出かけました。

ショッピングセンターで,エレベーターに乗りました。



エレベーターの中には,鏡がありました。その鏡を見て,「この鏡があると,車いすを利用する人が,エレベーターから降りるときに役立つのよね。」と,ゆかさんが言いました。


■問題


この鏡があると車いすを利用する人がエレベーターを降りるとき,どのように役立ちますか。





■解答・解説


私は雑学好きで、この問題は雑学マニアには有名な問題です。


どうでしょう?


答えをすぐに見ないで考えてみてください。




答えは・・・





「後ろを振り向かずにおりることができるから。」


です。



ちなみに、エレベーターの前に鏡を設置しているのは、


身だしなみなどを整えたりして、待ち時間を短く感じられるようにするため。


と言われていいます。



本問のように、身の回りには障がい者のために工夫されているものがいっぱいあります。


例えば


お札は視覚障がい者が識別できるように、縦と横の長さを変えています。
1,000円札を基準にして、横幅が5ミリ大きいのが5,000円札。
10ミリ大きいのが10,000円札です。



ちなみに硬貨は、
100円玉と10円玉は、まわりのギザギザがあるかないか、
50円玉と5円玉は、穴の大きささで識別しているそうです。



シャンプーとリンスのボトルは、
どちらか横の部分などに、「ぶつぶつ」をつけ、識別できるようにされています。

※下記画像にはついていませんが…




Suicaやテレホンカードなどのカード類は
機械に入れる方向がわかるように「くぼみ」が入っています。




他にもまだまだいっぱいあります。

ほかに、こんなのもあるよ!という情報がありましたら教えてくださいね。