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2020/05/19 19:05

今日は、千葉県立千葉中学校(2009年)で出題された水を量る方法問題を紹介します。


■問題


春子さんは,砂時計と容器を使って問題を出しました。


図1は1分間を計ることができる砂時計です。


図1


また,図2は水が500mLと400mL入る直方体の容器です。それぞれ1個ずつあり,いずれも目もりはありません。


図2



春子:1分間に水の出る量が,300mLになるように水道のじゃ口を調節したわ。 500mLと400mLの容器と砂時計から必要なものを選んで,350mLを量る方法を考えてみてね。


夏男:うまく組み合わせれば,量れそうだね。


春子:量る条件として,500mLと400mLの容器と砂時計以外は使えないものとするわ。調節したじゃ口から流れる水をくんで,量りとってね。


春子さんの出した条件で,350mLの水を量る方法を,文や図を使って書きなさい。




■解答・解説


まず,砂時計で1分間計って500mLの容器に300mLの水を入れます。




次に,300mLの水が入っている500mLの容器をかたむけて,400mLの容器に50mLの水を移します。




最後に,400mLの容器に砂時計で計りながら1分間水を入れると,350mLになります。



以上より,解答例は次のようになります。


砂時計で1分間計って500mLの容器に300mLの水を入れる。
300mLの水が入っている500mLの容器を右図のようにかたむけて,
400mLの容器に50mLの水を移します。


400mLの容器に砂時計で計りながら1分間水を入れると,350mLになる。


容器をかたむけるということがポイントでしたね!